
ブログを拝見して頂き誠にありがとうございます。
はじめまして。宮大工をしているカズカズと申します。
もうすぐ46歳、可愛い娘と息子がいます。
月日が経つのは本当に早いものだと感じています。
さて大工さんにもいろいろな種類の大工さんがいます。
鉄筋コンクリート造の建物を建てる際に、
コンクリートを流し込むための「型」を作る
型枠大工さん。
茶室や数寄屋造りの建築を手がける数寄屋大工さん。
船、特に木造船や和船の建造、修理、改造などを専門とする船大工さん。
襖、障子、戸などの建具を作る建具大工さん。
そして、宮大工とは……神社、お寺などの伝統建築を手掛ける大工さんです。
一般住宅をしている大工さんとは、道具とかいろいろ違ってきます。
特殊な鉋(かんな)、特殊な鑿(のみ)をふんだんに使いまくります。
古いお寺の屋根替えだったり、
丸い柱を削ったり
彫刻もしたりと、技術の塊のお仕事だと思っています。
何故、宮大工になったのか??
それは、面白そうだったから!
僕の家は、トタンの屋根、トタンの壁で田舎なのに夏は暑く、冬はとてつもなく寒い家。
お風呂は外にある今の若い方は知らないであろう五右衛門風呂と何とも、お粗末な家でした。
学校の授業では図工が大好き、廃材で船作ったり、雨漏りしてたお風呂の屋根にトタンはったりと
DIY大好き少年。
ただ単にプラモデル買ってもらえなかったのでだったので、自分で作っていました。(笑)
そこで木を切ったり、何かを作るのが好きだったので大工さんになって家を建ててやろうと
決心したのです。
地元の工業高校の建築科に進学。でも家から遠かったので下宿生活。
下宿代が、かさむので、両親に迷惑をかけてしまいましたね。
申し訳無かったな~。
高校二年生の時に、なんと珍しい建築中の五重塔の見学が出来ると言う事で
五重の塔!聞いただけで何か凄そう!そう思って胸ふくらませ、行って来ました。
そこで初めて
宮大工と言う神社、お寺を手掛ける専門の大工さんがいることを知ったのです。
20~30人いぐらいで建てているのかなと思ったら、
たった10人足らずで30メートルもある五重塔を建ててるって言うのを聞いて、
え??10人でこんな大きな建物作ってるんだと衝撃を受けました。。。
五重の塔の衝撃を受け、建物の大きさに圧倒され
手掛けた建物が何百年も持つ建物を
自分も建ててみたいとそう思ったのです!
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